COLUMN
コラム建設工事の全体を管理して取りしきる施工管理職は、建設現場のリーダーであり、統率力や協調性など様々な能力が求められます。
特に必要とされるのは、多くの人と関わり、工事の中心となって働くためのコミュニケーション能力やリーダーシップです。
施工管理の仕事は、現場を動かし、完成に導く重要な役割を担います。
そのため、誰でもできるわけではなく、向いている性格やタイプがあります。
今回の記事では、どんな性格の人が派遣社員として施工管理職に向いているのかをわかりやすく紹介します。
これから派遣社員として施工管理職で働こうか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
自分に合っていると感じたら、思い切って応募してみるのもひとつの選択です。
施工管理(現場監督)として働く上で、建築業界への興味・関心の強さはとても重要です。
建設業界は日々進化しており、技術や材料、機器なども変化しています。
新しい知識を積極的に取り入れる姿勢がある人は、施工管理としても成長が早く、活躍しやすい傾向があります。
向上心を持って学び続けることは、仕事の質にも直結しますし、信頼にもつながります。
また、「仕事をこなす」だけでなく、「学びたい」「うまくなりたい」と思いながら取り組める人は、結果として仕事が楽しくなります。
日々の仕事が勉強になり、それが自分のスキルとして積み上がっていくのは、非常にやりがいを感じられるポイントです。
厚生労働省が実施した調査では、「技能を磨き現場で活かすことができる」点を魅力として挙げた人が20.4%もいました。
これは、学びが仕事に活きる職場だということを表しています。
出典:令和2年度調査「建設業における雇用管理現状把握 実態調査報告書」|厚生労働省
参照:https://www.mhlw.go.jp/content/11600000/000770381.pdf
施工管理職は、現場で直接作業を行う職人とは違います。
しかし、現場に出向き、工程確認や打ち合わせを行うため、移動が多く体力も必要になります。
ときには仮設の足場を昇り降りしたり、夏の炎天下や冬の寒さの中で長時間過ごすこともあります。
そのため、体力に自信がある人は施工管理の仕事に向いています。
特に派遣社員として働く場合、複数の現場を経験することも多いため、慣れない環境でもすぐに動けるフットワークの軽さとスタミナが求められます。
厚労省の調査でも、「屋外で体を動かすことが性に合っている」と答えた人が13.9%いました。
体を動かすことが苦にならない人にとっては、施工管理職はまさにうってつけの仕事です。
ただし、その反面「作業がきつい」と感じる人も半数近くいるのが現実です。
健康管理をしっかりし、休養や栄養も意識して過ごすことが長く続ける秘訣です。
施工管理職は、工程管理、品質管理、安全管理、予算管理など、あらゆる「管理」を行います。
そのため、自然とマネジメント力が求められる仕事です。
現場では職人さんたちと円滑にやりとりをし、スケジュールに遅れが出ないように調整を重ねていきます。
その中でトラブルが起こることもありますが、臨機応変に対応する力も必要です。
こういった総合的なマネジメントスキルは、最初から完璧でなくても構いません。
経験を重ねる中で少しずつ磨かれていくものです。
これから管理能力を身につけたいという方にとって、施工管理は最適なスタート地点になります。
学ぶ意欲があり、前向きに取り組める人なら、スピード感を持ってスキルアップしていけるはずです。
建設現場では、常に事故や怪我のリスクがつきまといます。
だからこそ、安全を確保することは施工管理職にとって非常に重要な仕事です。
日々の点検、指示、作業環境の整備など、安全対策をしっかりと行うことで、現場全体の信頼にもつながります。
リスクを未然に察知できる人、細かいところまで気を配れる人は施工管理に向いています。
万が一何か問題が起きたときに、冷静に対応できる判断力も重要です。
感情的にならず、状況を整理し、最善の対応を取れる力があれば、現場で信頼される存在になります。
建設現場は、多くの職種の人が関わる場所です。
施工管理はその調整役として、常に人との関係性の中で仕事を進めます。
職人さん、施主、発注者、設計者など、様々な立場の人とのやりとりを円滑に行うためには、「好かれる力」がある人が強いです。
昔のように怒鳴って指示を出すような現場は減り、今は「信頼される人」がリーダーになる時代です。
そのため、自然と周囲に人が集まるようなタイプの人や、人の気持ちを汲み取るのが得意な人は、現場で頼られる存在になります。
「親分肌」でも「いじられキャラ」でも構いません。
大切なのは、相手の話を聞いて、信頼を築けることです。
そういう意味で、個性を活かして働けるのも施工管理の特徴と言えます。
「施工管理は経験者じゃないと無理そう…」そう思っていませんか?
実は、派遣の施工管理には未経験から始めて活躍している人がたくさんいます。
最初は現場の流れを覚えるところからスタートし、OJTを通じて少しずつスキルを身につけていく形です。
現場ごとにルールや雰囲気は異なりますが、基本を理解すれば対応できるようになります。
派遣会社によっては、未経験向けの研修や資格取得支援を行っているところもあります。
そのため、「やってみたい」という気持ちさえあれば、年齢や経歴に関係なくチャレンジできます。
また、施工管理技士の資格を目指すことも可能で、実務経験を積みながらキャリアアップを図れます。
安定した職種で、将来性もあるので、「手に職をつけたい」と考えている方にはおすすめです。
施工管理職は、派遣業界の中でも高収入が狙える注目の仕事です。
万博、災害復興、大型施設の建設などで需要が増えている一方で、人手不足が続いています。
そのため、派遣社員としての施工管理はとてもニーズが高まっており、未経験でも採用されるケースが増えています。
向上心のある人、体力に自信がある人、人と関わるのが好きな人、
あなたのような人が今、施工管理として求められています。
自分の力を活かして働きたい方は、ぜひ一歩踏み出してみてください。
03-6277-2929